活動報告

 

164-参-環境委員会-17号 平成18年06月06日

○委員長(福山哲郎君)

 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

○関口昌一君

 自由民主党の関口昌一です。  今回の容器包装リサイクル法の改正は、この法律が平成七年に制定されてから初めて大きな改正になると思っております。今回の改正について、今後予定されております各リサイクル法見直しの先駆けになると考えられ、そのような点も含めて、今回の改正、どのような意義があるとお考えか、小池大臣にお伺いいたします。

○国務大臣(小池百合子君)

 御指摘のとおり、現行法が制定されて以降、循環型社会形成推進基本法、そして各種リサイクル法などの制定、さらには、その間を挟みまして環境省、これまでの環境庁から環境省への発足など、廃棄物リサイクル対策をめぐりましてはこの十年間で大きな変化があったものと考えます。こうした動きの中で、容器包装リサイクル法は各種リサイクル法の中でもいち早く創設され、それがゆえにまた初めて見直しを迎える法律であります。  今回の法律では、このリサイクルに加えまして、排出の抑制でありますリデュース、それは資源の活用の抑制でもありますけれども、リデュース、そしてリユースを含めましたスリーRをより効率的、効果的に推進すること、これを位置付けております。  今回の改正を先鞭といたしまして、この後も各種のリサイクル法、自動車リサイクルなどなどリサイクル法ございますけれども、これらの各種リサイクル法の見直しはこの後も続くわけでございますので、先生御指摘のとおり、この後の続くリサイクル法にとりましてもモデルとなるように、我が国におけます循環型社会づくりをこれによって一層前進させてまいりたいと、このように考えております。

○関口昌一君

 ありがとうございました。  今回の改正案の柱である排出抑制についてお伺いします。  容器包装に関しても、先ほど大臣の御答弁にもありましたように、スリーRの取組を積極的に進めるため、この改正案では消費者や事業者を対象とした排出抑制を促進するための措置を導入するとのことであります。消費者に対して意識向上を図るための取組として、非常にこれ長いんですけど、容器包装廃棄物排出抑制推進員、こういった方々を委嘱して、この方々に消費者への働き掛けをお願いするとのことであります。  この推進員について、どのような方々を委嘱して、またどのような活動を行ってもらうことを期待しているのか、竹下政務官に、非常に長い呼び名であれなんですが、よろしく御答弁をお願いします。

○大臣政務官(竹下亘君)

 容器包装廃棄物排出抑制推進員、本当に長くて読み間違えそうなんですが、を委嘱する方々といたしましては、例えば、環境負荷の少ないライフスタイルを提案し、その実践を促す影響力のあるオピニオンリーダーや容器包装廃棄物の排出抑制に関する活動を行う消費者団体等の代表者などなどが今のところ考えられております。  推進員の具体的な活動といたしましては、容器包装廃棄物の排出の状況及び排出を抑制するための取組の重要性について、一つは、まず啓発をすることでございます。それから、排出の状況及び排出を抑制するための取組に関する調査を行いまして、その結果を基に消費者に対して指導、助言を行うこと。そして三つ目が、容器包装廃棄物の排出の抑制の促進のために国又は地方公共団体が行う施策に必要な協力をすることなどを考えておるところでございます。  今後、容器包装廃棄物の排出抑制に関して強い熱意と高い識見をお持ちの方々に推進員をお願いをいたしまして、様々な場面において御活躍いただくことを、これは本当に期待をいたしております。その前に、まずこの名前をどう改めるかも考えなきゃいかぬと、こう思っております。  以上です。

○関口昌一君

 非常に大きな役割を果たすように期待しているということでありますので、名前負けしないようにしっかりよろしくお願いいたします。  次に、この排出抑制に向けた取組の目玉でありますレジ袋の使用削減対策についてお伺いします。  環境省では、レジ袋の使用削減対策として、マイバッグや、また小池大臣熱心に取り組まれております、もったいないふろしきといったように、様々なアイデアを講じてその使用削減に取り組んでいると思います。  経産省としては、そのようなアイデアも含めて、どのようにしてレジ袋の使用削減に取り組もうとしておるのか、経産省にお伺いいたします。

○政府参考人(深野弘行君)

 今御指摘いただきましたように、レジ袋などの容器包装の削減のためには、消費者あるいは事業者、こういった関係の方に働き掛けをしまして、その意識改革を行っていくということが大変重要だというふうに考えております。  経済産業省といたしましては、主にこの事業者への働き掛けということについて担当することになるわけでございますけれども、今回の改正案では、レジ袋を含め事業者の容器包装の排出の抑制を促進するために事業者の判断の基準となるべき事項を定める、そういう規定がございます。これによりまして、消費者の買物袋持参の促進につながるようなそういった事業者のいろいろな取組、この中には例えば有料化ということも含まれるわけでございますけれども、こういったことを促進していくことにしております。  また、経済産業省といたしましては、その意識改革という点で、こういった新しい法案に基づきます措置と併せまして、例えば環境にやさしい買い物キャンペーンといったものをこれまでも毎年十月に関係府省と協力をしてやってきておりまして、今回の措置と併せまして、こういった広報活動によりまして、マイバッグの持参あるいは詰め替え商品を選ぶ、そういった行動の意義といいますか、そういったことについて周知を図りまして、レジ袋を含めました容器包装の削減に努めていきたいというふうに考えております。

○関口昌一君

 ちょっと質問通告になかったんですが、我が党の先輩の議員からもちょっとこれを質問するようにということで言われまして、もう簡潔で結構なんですが、スリーR、リデュース、リユース、リサイクル、これを簡単に一言御説明をいただければと思うんですが。  ちょっと突然のあれで申し訳なかったですが、リデュースというのは発生を抑制する、リユースというのは再使用というようなことであるかと思います。じゃ、ちょっとこれ。

○政府参考人(由田秀人君)

 御指摘のとおり、リデュースは排出抑制のことであります。リユース、これは再使用ということでございます。それから、リサイクルといいますのは、一度あるものが形をもう一度変えて使われると、こういうことがリサイクルということであります。これをまとめましてスリーRということで呼んでおります。

○関口昌一君

 なぜこういう質問をしたかというと、先輩の先生方も気を遣っていただいて、国民の皆さんがなかなか分かりづらいからこの委員会でちゃんと聞いて、国民の皆さんに分かりやすくということで、あえて質問もさせていただきました。  次に、今回の改正案のもう一つの柱であります、事業者が市町村に資金を拠出するための仕組みについてちょっとお伺いしたいんですが、この仕組みを創設することとした背景とその考え方についてお伺いいたします。

○政府参考人(由田秀人君) 

 現行法におきましては、容器包装廃棄物の分別収集は市町村が、それから分別基準適合物の再商品化は事業者が行っておりますが、市町村が質の高い分別収集を実施した場合、再商品化の質の向上等を通じまして、実際の再商品化費用が当初予想していた額を下回ることになります。  このため、市町村によります分別収集の質を高めまして再商品化の質的向上を促進するとともに、分別基準適合物のリサイクルに係ります社会的コストの効率化を図るために、実際に要した再商品化費用が想定額を下回った部分のうち、市町村の分別収集による再商品化の合理化への寄与の程度を勘案いたしまして、事業者が市町村に資金を拠出する仕組みを創設するものであります。

○関口昌一君

 例えばプラスチック製の容器包装の分別収集を行っている市町村というのはまだ六割程度であると聞いております。きちんとした分別収集を行うには、プラスチックの選別施設の整備を充実させることが大変重要になってくると思いますが、こういった点も含めて、市町村による分別収集の質を高めるために国としてはどのような施策を講じていくお考えか。これを最後にお尋ねしたいと思います。

○政府参考人(由田秀人君)

 御指摘のとおり、個々の市町村によります分別収集の質的向上を促すことが、より効果的に容器包装に係りますスリーRを推進いたしまして、容器包装のリサイクルシステム全体を効率化する観点からも重要であるというふうに考えております。  このことを踏まえまして、個別の市町村への拠出金の支払につきましては、分別基準適合物の質や、これによります再商品化費用の低減額を勘案して決定することと考えておりまして、詳細の設計につきましては今後検討していくこととしているわけであります。  これと併せまして、この分別収集をより積極的に行いますには、分別収集拠点でありますとかあるいは選別こん包施設とかストックヤードなどの施設整備に取り組む市町村に対しまして、循環型社会形成推進交付金による支援に努めていくことが重要だというふうに考えております。  このような取組に加えまして、消費者に対しまして分別排出に関する普及啓発などを積極的に実施していく予定といたしておりまして、これらの取組が相まって、市町村による分別収集の質的向上が図れるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。