荒川サミット2004 開催 ( 2004年5月)
秩父市が主催し、環境庁、林野庁関東森林管理局、埼玉県、埼玉県市長会、埼玉県町村会後援の荒川サミットが平成16年5月13日に開催され、以下の荒川サミット宣言が出された。
荒川サミット宣言
1.荒川のもたらす水と源流森林環境の恵みに感謝し、地域・世代を越えてこれらを守り、未来へ残します。
1.自然に恵まれた水と緑を守るための共通理解を深め、上下流の循環型社会をつくるために努めます。
1.荒川の水と源流の森林を守るため、緑と水が織りなす豊かな環境の仕組みづくりを考えます。
栗原 稔 秩父市長のあいさつから
秩父地域は、埼玉県土の4分の1の面積を有し、その総面積の85%を森林が占めている山間地域です。 奥秩父の山塊からその命が生まれ出る荒川は、やがて大河となり東京湾に辿り着く。この母なる川は、流域の人々の命と生活を支え、森の豊かな恵みは人々を息づかせ今なお気の遠くなるほどの時間を休むことなく働きつづけています。 しかし、源流域では近年急激な少子高齢化が進み、当市の試算によりますと、西暦2025年には国の30倍強、埼玉県の70倍もの速さで人口減少が進むと予測されております。このようなことから、森林の保全、管理が思うように進まず、このままでは、本来森林が持つ水資源涵養や洪水防止、二酸化炭素の吸収、あるいは良好な風到の提供など多様な機能が失われ、かつての荒川の清流が失われる危惧があります。 今、豊かな森林と清らかな荒川の水を再生し、次代へ引き継ぐことが流域に暮らす私たちの使命であると考えます。 そこで、国、埼玉県、流域自治体、NPOをはじめとする関係者が一堂に会し、河川や森林環境保全のための今後展開すべき新たな手法や対策を話合い、検討するために、「荒川の水と源流森林環境を守るために」というテーマで「荒川サミット」を開催することにいたしました。 この「荒川サミット」を契機と致しまして、多くの住民の方が森林やそこから生まれる水の大切さに関心を持ち、流域全体で荒川の水と源流森林環境を守るための取組みが進められ、上下流の循環型社会が構築されることを願っております。 本日ご参加いただきました皆様には、心より感謝申し上げますとともに、今後とも「荒川サミット」に対する支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、主催者を代表してのごあいさつといたします。
荒川サミットの内容
当日は、NPO法人 荒川流域ネットワーク代表の恵 小百合 氏、NPO法人 荒川クリーンエイド・フォーラム事務局長 佐藤正兵 氏、NPO法人 埼玉森林サポータークラブ会長 横路 美喜緒 氏による活動報告、大滝村立大滝中学校3年の山口 友弥 君の「滝登りを体験して」と題した作文の朗読、そして、「荒川の水と源流森林環境を守る」をテーマに栗原 稔 秩父市長がコーディネーターとなり、シンポジウムが開催された。パネリストは、埼玉県市長会会長 所沢市長の斎藤 博 氏、埼玉町村会長 嵐山町長の関根 昭二 氏、荒川下流域代表のさいたま市長 相川宗一 氏、荒川中流域代表の熊谷市長 富岡 清 氏、荒川源流域代表の大滝村長の山口 民弥 氏、東京都代表の豊島区長 高野之夫 氏の6名で実施された。